ベイル移籍、そして7人の選手を補強
13-14シーズンのトッテナムの移籍について振り返っていきます。
(データはhttps://www.transfermarkt.jp/を参照)
このシーズンの一番の話題は、ベイルのレアルマドリード移籍でした。
そしてベイルの移籍金を使い、7人の選手(エリクセン、ラメラ、シャドリ、ソルダード、パウリーニョ、キリケシュ、カプー)を補強しました。
彼らのトッテナムでの成績は、下記の通りです。
このデータからも分かるように、活躍したのはエリクセンのみと言っていいでしょう。
ちなみに、トッテナムはウィリアンの獲得がほぼ決まっていてメディカルも通過していたが、チェルシーに強奪させたので、代わりにエリクセンを獲得しました。
下記のデータは、エリクセンの各シーズンの成績です。
ゴールやアシスト数だけでなく、ほぼ怪我をしなかったこともエリクセンの強みの一つだったと思います。
その一方でラメラは負傷離脱が多くありました。ラメラの各シーズンの成績も載せておきます。
ソルダードは開幕節と2節目でゴールを決めるも、その後は継続して点をとることができませんでした。
カプーとキリケシュは怪我をしたり、ポチェティーノの構想から外れたりしてあまり試合に出る機会がありませんでした。
パウリーニョは1年目リーグ戦30試合出場6ゴール2アシストと活躍するも、2年目は出場数が激減。
シャドリも14-15シーズンは11ゴール5アシストと活躍するが、次のシーズンはあまり数字を残すことができませんでした。
そして15-16シーズンの夏にソルダードがビジャレアル、カプーがワトフォード、キリケシュがナポリ、パウリーニョが広州恒大に移籍しました。
その後、シャドリは16-17シーズンの夏にWBAに、エリクセンは19-20シーズンの冬にインテルに行きました。
そして、21-22シーズンの夏にラメラがセビージャに移籍したことで、ベイルの移籍金で獲得した7選手全てがトッテナムを去ったことになりました。
コンテ政権下で不動のレギュラーになっているあの2選手が加入
14-15シーズンの加入・退団選手は下記のようになっています。
このシーズンはダイアーとデイビスが加入しました。
ダイアーは守備面で不安な所があり、デイビスはローズやレギロンにスタメンを奪われることがありましたが、コンテ政権では必要不可欠な選手になっています。
ダイアーはトッテナムで300試合以上、デイビスは250試合以上出場しています。
フォルムはセカンドゴールキーパーとして在籍。
48試合と出場数は少ないですが、ロリスの後ろに彼がいたのは安心感がありました。
2020年に引退し、メイソンが暫定監督の時にGKコーチに就任。
このほかにファシオ、スタンブリ、イェドリンを獲得しましたが、特に活躍できませんでした。
ファシオは195cmと長身だがスピードがなく、ポチェッティーノのサッカーにフィットしませんでした。
スタンブリも目立った活躍をすることなく、なんと1年でPSGへ移籍し、イェドリンはトッテナムでの出場数は1試合のみ。
またデレ・アリを冬に獲得しました。
半シーズンはMKドンズへローン移籍になり、次のシーズンからトッテナムで試合に出場しています。
退団のほうではトッテナムで324試合出場のドーソンがハルに移籍。
スピード不足で裏をとられることがよくあった印象ですが、アツい選手でした。キャプテンシーがあり、手をたたいてチームを鼓舞している姿は今でも覚えています。
2021年にはトッテナムのアンバサダーに就任。
こうして古巣に戻ってきてくれて嬉しいですし、いつかはコーチにも就任してほしいですね。
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