【図解あり】トッテナムのフォーメーションまとめ|歴代布陣や成績を分かりやすく解説

2024-2025

フォーメーション

2024-25シーズンのトッテナムの4-2-3-1フォーメーション図。ポステコグルーは攻撃的な戦術を継続しつつ、ヨーロッパリーグでは守備的な布陣に切り替えた。

成績

リーグ戦:17位 

勝ち点38 11勝 5分 22敗 得点64 失点65 得失点−1

EL:優勝

EFLカップ:ベスト4

FAカップ:4回戦

チーム得点王:ブレナン・ジョンソン(18ゴール)

監督:アンジェ・ポステコグルー

シーズン総括・戦術の特徴

「アンジェの2年目はガチ」と期待していたファンも多かっただろうが、プレミアリーグでは厳しいシーズンとなった。

怪我人が相次いだ影響もあり、シーズン中盤以降はほとんど勝利を挙げられず、22敗を喫して17位フィニッシュ。

降格圏ギリギリというクラブ史上ワーストレベルの結果に終わった。

また、ポステコグルーが自身の戦術哲学を貫きすぎたことで、対戦相手に対策されやすくなったことも失速の一因と考えられる。

一方、ヨーロッパリーグでは見事な戦いぶりを見せ、順調に勝ち進んで決勝に進出。

マンチェスター・ユナイテッドとの決勝では、ポステコグルーが自身のスタイルをあえて捨て、守備的に構える戦術を選択した。

 この判断が功を奏し、後半にはファン・デ・フェンのスーパークリアも飛び出すなど、チーム全体で粘り強く対応。

そして、ジョンソンの貴重な先制点を守り抜き、1-0で勝利を収めた。

これにより、クラブにとって41年ぶりのヨーロッパタイトル、そして17年ぶりとなる主要タイトルを獲得。

長く続いた「無冠時代」についに終止符を打った。

リーグ戦17位という成績から、成功のシーズンと断言するのは難しいかもしれない。

しかし、確実に言えるのは、「アンジェの2年目はガチ」というのは正しかったということ。

そして彼が、トッテナムというクラブを大きく変えた監督であったという事実だ。

2023-2024

フォーメーション

2023-24シーズンのトッテナムの4-2-3-1のフォーメーション図。ポステコグルーが新監督に就任し、偽サイドバックで中盤に数的優位を作り、ポゼッションを重視した攻撃的スタイルへと変化した。

成績

リーグ戦:5位 

勝ち点66 20勝 6分 12敗 得点74 失点61 得失点13

EFLカップ:2回戦

FAカップ:4回戦

チーム得点王:ソン・フンミン(17ゴール)

監督:アンジ・ポステコグルー

シーズン総括・戦術の特徴

このシーズン、トッテナムは新監督として、元横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルーを迎え入れた。

ポチェッティーノ退任以降、モウリーニョ、ヌーノ、コンテといった守備重視の監督が続き、クラブのアイデンティティは薄れつつあると感じられていた。

そんな中、攻撃的で魅力的なサッカーを取り戻すべく、ポステコグルーの招聘が決まった。

実際にポステコグルーは、ハイリスク・ハイリターンなサッカーを行う監督である。

中でも象徴的なのが、偽サイドバックを用いた2-3-5のフォーメーションである。

偽サイドバックとは、サイドバックが中盤の位置に入ることで、ビルドアップ時に数的優位を作る仕組みだ。

その反面、守備時には後方の人数が減るため、カウンターに弱くなるリスクもある。

このスタイルが序盤戦では見事にハマり、トッテナムはリーグ開幕から10戦無敗を記録。

ポステコグルーは3カ月連続で月間最優秀監督賞を受賞するなど、チームは前半戦の主役となった。

しかし中盤戦以降、主力選手の負傷や退場による離脱が相次ぎ、失速。

さらにセットプレーでの守備の甘さも響き、徐々に失点が増えてしまった。

最終的にトッテナムはプレミアリーグ5位でシーズンを終了。

それでも、ポステコグルーの攻撃的なスタイルはファンの心を再び掴み、前シーズンの失望感を払拭。

来シーズンへの期待を抱かせる一年となった。

※ポステコグルーの戦術については、こちらの記事で詳しく解説しています。

2022-2023

フォーメーション

2022-23シーズンのトッテナムの3-4-3のフォーメーション図。アントニオ・コンテ監督が継続して3バックを採用し、ケインとソン・フンミンを軸にしたカウンター戦術を展開。

成績

リーグ戦:8位 

勝ち点60 18勝 6分 14敗 得点70 失点63 得失点7

CL:ベスト16

EFLカップ:3回戦

FAカップ:5回戦

チーム得点王:ハリー・ケイン(32ゴール)

監督:アントニオ・コンテ → クリスティアン・ステッリーニ → ライアン・メイソン

シーズン総括・戦術の特徴

このシーズンはコンテらしく開幕から着実に勝ち点を積み上げて、リーグ戦では10試合を終えて勝ち点20を獲得。

また、チャンピオンズリーグではグループステージを首位通過と、安定したスタートを切った。

しかし、その後は勝ち点3が取れない試合が徐々に増えていき、チームの雰囲気が怪しくなっていく。

また、1月下旬にはコンテが体調を崩して、休養のためにチームから一時離脱。復帰するも、再び休養に入るなど、チームとしてゴタゴタが続く。

その後コンテは現場に復帰するも、前半戦のような勢いはなく、サウサンプトン戦の引き分け後、コンテの不満が会見で爆発し、クラブ批判を行い解任となってしまう。

その後、ステッリーニが暫定監督になるも、チームを建て直すことができず、ニューカッスル戦で1-6と大敗した後に解任。

最終的には、ライアン・メイソンが2度目の暫定監督を務め、リーグ戦を8位で終え、14年ぶりに欧州大会への参加権を逃してしまった。

コンテ・ステッリーニ、メイソンと1シーズンで3人も監督を務めるという、ゴタゴタのシーズンであった。

2021-2022

フォーメーション

2021-22シーズンのトッテナムの3-4-3のフォーメーション図。アントニオ・コンテが監督に就任し、ウイングバックを活用した3バック布陣に変更した。

成績

リーグ戦:4位 

勝ち点71 22勝 5分 11敗 得点69 失点40 得失点29

ECL:グループステージ敗退

EFLカップ:ベスト4

FAカップ:5回戦

チーム得点王:ハリー・ケイン(27ゴール)

監督:ヌーノ・エスピリト・サント → アントニオ・コンテ

シーズン総括・戦術の特徴

ヌーノ・エスピリト・サントが新監督として就任したものの、チームの立て直しには至らなかった。

開幕から3連勝と好スタートを切ったが、次第に攻撃が停滞し、内容も乏しい試合が続いた。

第10節のマンチェスター・ユナイテッド戦で0-3と完敗し、解任となった。

その後、アントニオ・コンテが新監督に就任。

就任直後から3バックを軸に守備を整備し、カウンター中心の攻撃を採用した。

コンテ体制ではリーグ戦9試合無敗(6勝3分)と、着実に勝ち点を重ねた。

さらに冬の移籍市場でベンタンクールとクルゼフスキを獲得し、中盤と攻撃陣に厚みを加えたことが大きな転機に。

終盤にはアーセナルとの直接対決「ノースロンドンダービー」で3-0と快勝し、最終的に4位でフィニッシュ。チャンピオンズリーグ出場権を獲得した。

監督交代という混乱があったシーズンながらも、結果として一定の成果を残したと言える。

※アントニオ・コンテの戦術については、こちらの記事で詳しく解説しています。

2020-2021

フォーメーション

2020-21シーズンのトッテナムの4-2-3-1のフォーメーション図。カウンター攻撃を中心に、ケインとソン・フンミンのコンビネーションで数多くの得点を演出した。

成績

リーグ戦:7位 

勝ち点62 18勝 8分 12敗 得点68 失点45 得失点23

EL:ベスト16

EFLカップ:準優勝

FAカップ:5回戦

チーム得点王:ハリー・ケイン(33ゴール)

監督:ジョゼ・モウリーニョ → ライアン・メイソン

シーズン総括・戦術の特徴

モウリーニョ体制2年目のシーズンも、堅守速攻をベースに勝ち点を積み上げていった。

中でも、ケインとソン・フンミンのコンビネーションが際立っており、この2人で数多くのゴールを演出した。

ケインは中盤まで下がってボールを受け、相手のセンターバックを引き出す。

そうして生まれたディフェンスラインのズレを突く形で、ソン・フンミンが抜け出し、ケインのスルーパスを受けてゴールを決める。

このような形で得点を重ね、チームは一時リーグ首位に立った。

しかし、攻撃の核であるケインが負傷離脱すると流れが一変。後半戦は失速し、チーム内の雰囲気も悪化していった。

ヨーロッパリーグでは2-0からのまさかの逆転負けを喫し、さらに士気が低下。

その後もリーグ戦で勝利から遠ざかり、ついにモウリーニョはカップ戦決勝を目前に解任されることとなった。

後任にはライアン・メイソンが暫定監督として就任。

カップ戦決勝ではマンチェスター・シティに主導権を握られ、ほとんどチャンスを作れず0-1で敗戦。

リーグ戦はメイソンのもと4勝2敗で終え、最終順位は7位だった。

タイトル獲得を目指したモウリーニョ2年目の挑戦だったが、結果的に無冠に終わり、期待に応えられなかったシーズンとなってしまった。

2019-2020

フォーメーション

2019-20シーズンのトッテナムの4-2-3-1フォーメーション図。モウリーニョ新体制のもと、ブロック構築とロングカウンターを軸とした守備的な戦術に移行。

成績

リーグ戦:6位 

勝ち点59 16勝 11分 11敗 得点61 失点47 得失点14

CL:ベスト16

EFLカップ:3回戦

FAカップ:5回戦

チーム得点王:ハリー・ケイン(24ゴール)

監督:マウリシオ・ポチェッティーノ → ジョゼ・モウリーニョ

シーズン総括・戦術の特徴

このシーズン、ポチェッティーノ体制がついに終焉を迎える。

前シーズン後半から続く不調を立て直せず、チームは今季も波に乗れないまま、シーズン途中で解任されることとなった。

その背景には、主力選手の高齢化がある。かつてリーグ最年少だったチームは、この年には平均年齢で4番目の高いチームになっていた。

ハイプレスを支えていた運動量や連動性が衰え、従来の戦術が機能しづらくなってしまった。

ポチェティーノが解任後、新監督としてジョゼ・モウリーニョが就任。フォーメーションは4-2-3-1を継続しつつ、戦い方は「堅守速攻型」へと大きく転換。

守備では自陣にブロックを築いてリスクを最小限に抑え、攻撃ではターゲットマンにロングボールを当ててカウンターを仕掛けるスタイルを採用した。

トッテナムは、ハイプレス主体のアグレッシブなチームから、カウンター重視のチームへと変貌を遂げた。

主力の負傷離脱など困難もあったが、最終的にリーグ6位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグ出場権を獲得。過渡期の中でも一定の成果を残したシーズンだった。

※モウリーニョの戦術については、こちらの記事で詳しく解説しています。

2018-2019

フォーメーション

2018-19シーズンのトッテナムの4-2-3-1フォーメーション図。ポチェッティーノが主力メンバーを継続起用し、CL決勝進出を果たした布陣

成績

リーグ戦:4位 

勝ち点71 23勝 2分 13敗 得点67 失点39 得失点28

CL:準優勝

EFLカップ:ベスト4

FAカップ:4回戦

チーム得点王:ハリー・ケイン(24ゴール)

監督:マウリシオ・ポチェッティーノ

シーズン総括・戦術の特徴

18-19シーズン、補強ゼロという異例のスタートを切ったトッテナムだったが、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ決勝進出を果たした。

準々決勝のマンチェスター・シティ戦では、終了間際のVAR判定で敗退を免れ、準決勝アヤックス戦ではルーカス・モウラが後半アディショナルタイムにハットトリックを完成させ、劇的な逆転勝利を演出した。

一方、リーグ戦ではケインの離脱も響き、最後の5試合は1勝3敗1分と失速。

なんとか4位を確保したものの、これまで安定感のあったチームに綻びも見え始めたシーズンとなった。

2017-2018

フォーメーション

2017-18シーズンのトッテナムの4-2-3-1のフォーメーション図。新加入CBサンチェスが守備を安定させ、右SBにはパス能力の高いトリッピアが定着した。

成績

リーグ戦:3位 

勝ち点77 23勝 8分 7敗 得点74 失点36 得失点38

CL:ベスト16

EFLカップ:4回戦

FAカップ:ベスト4

チーム得点王:ハリー・ケイン(41ゴール)

監督:マウリシオ・ポチェッティーノ

シーズン総括・戦術の特徴

ポチェッティーノ政権4年目を迎えたこのシーズン、トッテナムは3シーズン連続のトップ3フィニッシュを達成し、ロンドン勢ではトップの成績を収めるなど、引き続き安定した戦いを披露した。

チャンピオンズリーグではレアル・マドリードやドルトムントと同組になりながらも、グループステージを首位で通過。

決勝トーナメント1回戦でユベントスに敗れたものの、欧州の舞台でも強い存在感を示した。

この安定感の背景には、主力に依存することなく、ソン・フンミンやサンチェスといった選手の台頭により、チーム全体の層が厚くなったことが挙げられる。

攻撃では、ケイン、デレ・アリ、エリクセンの主力に加え、ソンもリーグ戦で12ゴールを記録し、2シーズン連続の二桁得点を達成した。

守備面では、フェルトンゲンとアルデルヴェイレルトのベルギー人CBコンビに加えて、フィジカルに優れたサンチェスが加わり、リーグ戦31試合に出場して堅守に貢献した。

2016-2017

フォーメーション

2016-17シーズンのトッテナムの4-2-3-1のフォーメーション図。ソン・フンミンがスタメンに定着し、攻撃のキープレイヤーとして活躍した。

成績

リーグ戦:2位 

勝ち点86 26勝 8分 4敗 得点86 失点26 得失点60

CL:グループステージ敗退

EL:ベスト32

EFLカップ:4回戦

FAカップ:ベスト4

チーム得点王:ハリー・ケイン(35ゴール)

監督:マウリシオ・ポチェッティーノ

シーズン総括・戦術の特徴

当時、スタメンの平均年齢がリーグ最年少だったトッテナムは、このシーズンも最後まで優勝争いに加わった。

ハイプレス戦術にはさらに磨きがかかり、リーグ最多得点と最小失点を記録するなど、攻守両面で高いパフォーマンスを発揮した。

また、ポチェッティーノこれまで4バックを主に使用していたが、エリック・ダイアーをCBで起用し、3バックを採用する場面もあった。

その背景には、スピードと突破力を持つローズやウォーカー、精度の高いクロスを持つトリッピアをWBとして活かし、攻撃力をさらに引き出す狙いがあったと考えられる。

結果として、このシーズンはローズ、ウォーカー、トリッピア、ベン・デイビスの4人のSBで、リーグ戦合計15アシストを記録した。

リーグ最多得点・最小失点を達成し、2年連続でチャンピオンズリーグ出場権を獲得するなど、トッテナムはポチェッティーノのもとで確かな成長を遂げていたと言えるだろう。

2015-2016

フォーメーション

2015-16シーズンのトッテナムの4-2-3-1フォーメーション図。ポチェッティーノ体制でフェルトンゲンとアルデルヴェイレルトのCBコンビが堅守を支え、プレミア上位争いを展開した。

成績

リーグ戦:3位 

勝ち点70 19勝 13分 6敗 得点69 失点35 得失点34

EL:ベスト16

EFLカップ:3回戦

FAカップ:5回戦

チーム得点王:ハリー・ケイン(28ゴール)

監督:マウリシオ・ポチェッティーノ

シーズン総括・戦術の特徴

ポチェッティーノ体制2年目のシーズンも序盤は苦戦した。

しかし、ハイプレス・ハイラインの戦術が浸透したことで、途中には14試合無敗という快進撃を記録する。

この年のチームは攻守両面で安定感を見せ、得失点差+34はリーグトップを誇った。

その要因として挙げられるのが、アルデルヴェイレルトの加入とデレ・アリの台頭だ。

前シーズンは守備が不安定で53失点を喫したが、このシーズンはフェルトンゲンとアルデルヴェイレルトのベルギー人CBコンビが形成され、失点数は35まで減少した。

さらに、デレ・アリの活躍も目覚ましかった。

主にトップ下で出場し、リーグ戦で10ゴール・8アシストを記録。攻撃の中心としてチームを牽引した。

最終的には若さゆえの脆さもあり優勝は逃したが、クラブとして2度目のチャンピオンズリーグ出場権を獲得。

トッテナムにとって、大きな成長を遂げた成功のシーズンだったと言える。

2014-2015

フォーメーション

2014-15シーズンのトッテナムのフォーメーション図。ポチェッティーノは4-2-3-1を採用し、ハイプレスで主導権を握る戦術を実行していた。

成績

リーグ戦:5位 

勝ち点64 19勝 7分 12敗 得点58 失点53 得失点5

EL:ベスト32

EFLカップ:準優勝

FAカップ:4回戦

チーム得点王:ハリー・ケイン(31ゴール)

監督:マウリシオ・ポチェッティーノ

シーズン総括・戦術の特徴

このシーズン、ポチェッティーノが新監督に就任。

彼は4-2-3-1を軸に、ハイプレス・ハイラインをベースとした攻撃的な戦術を採用している。

ポチェティーノはそのスタイルをチームに浸透させ、トッテナムをより攻撃的なサッカーへと変化させることを目指していた。

しかし、この戦術は高い運動量と連動性が求められるため、選手への負荷が大きく、浸透には時間を要した。

その影響もあり、序盤は勝ち点を思うように積み上げられず、苦戦を強いられた。

そんな中、チームを救ったのがハリー・ケインだった。シーズン途中から定位置を掴むと、全コンペティションで31ゴールを挙げ、クラブを5位に導く活躍を見せた。

ハリー・ケインという新たなエースが誕生したシーズンだったと言えるだろう。

2013-2014

フォーメーション

2013-14シーズンのトッテナムのフォーメーション図。ビラス・ボアスとシャーウッドは4-2-3-1を起用していた。

成績

リーグ戦:6位 

勝ち点69 21勝 6分 11敗 得点55 失点51 得失点4

EL:ベスト16

EFLカップ:ベスト8

FAカップ:3回戦

チーム得点王:エマニュエル・アデバヨール(14ゴール)

監督:アンドレ・ビラス・ボアス → ティム・シャーウッド

シーズン総括・戦術の特徴

このシーズン、チームの中心だったガレス・ベイルがレアル・マドリードへ移籍。

その移籍金を活用し、7人の新戦力を加える大型補強を行った。

シーズン序盤は順調な滑り出しを見せたものの、チームとしての最適解が見つからず、次第に成績が低迷。

ビラス・ボアス監督はシーズン途中に解任されることとなった。

後任には暫定監督としてティム・シャーウッドが就任。

チームを立て直してリーグ戦を6位で終えたが、結果的に大型補強は期待された成果を残せず、失敗に終わったシーズンと言える。

戦術面では、ビラス・ボアスは4-2-3-1を基本布陣として採用。

シャーウッドも当初は同様の形で戦ったが、途中からは4-4-2を用いる試合も増えた。

この変更は、好調だったアデバヨールに加えてもう一人のFWを並べ、攻撃力を高める狙いがあったとされる。

2トップの相方には、ソルダード、デフォー、ケインといった選手が起用された。

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